今回が初めてになるかもしれません、後回しにしておいた課題のフォローをさせていただきます。テーマは“臭覚”についてです。人の大多数は、正常に五感が備えられており、大なり小なり機能しているようです。では、今回なぜ臭覚にスポットをあてるのかが、最後のまとめに大きく影響します。
臭覚、すなわち鼻という器官を用いて匂いの分子?をキャッチ、解析し脳に周囲の状況を知らせる役目を担っています。視覚、聴覚、味覚とさほど変わらないのになぜ臭覚?となるでしょうが、特徴として臭覚は、基本的に記憶に持続性が弱いこと。しかし、その記憶は、脳の奥深くに収納され、ひょんなときにその記憶がよみがえるようにできていると思います。が、毎度のようにそこに科学的根拠は一切なく単なる私見です。
臭覚には大きく分けて2つの役割があることも特徴のひとつで、おおよそ下記の通りです。
1,食べ物の味(匂い)を感じ取る
摂食したモノの味ですが、あなたはそのほとんどを臭覚によって美味しい、まずいを判断していることをご存知でしょうか。味覚(舌)で判断できるのは、辛味、苦味、塩味、甘味、うま味と温度(触覚?)であり、後にいくほど生命の危機に直結しない味になるかと思います。これでいくと甘味とうま味は、おまけのように見えますが、食べる喜びを提供してくれています(辛味と苦味の順位は悩みました)。この五種類の味のバランスだけで美味しい、まずいを判断しているとは到底思えず、残りの大部分は臭覚により味わっています。以前、目隠しをかけて、鼻をつまんでいろいろなモノを食べ、何を食べているかを当てるクイズがテレビでしていました。みなさん正答できなかった覚えがあります。さらに、ワインソムリエ、料理人は食べ物(飲み物)をふくんだ状態で口から鼻に空気を流動させ、匂いを論評します。
タバコを止めて、食べ物がおいしく感じ、太ってしまう方(私もそのメンバーの1人)は、恐らくタバコによって侵されていた鼻の感覚細胞が正常に戻り何でも美味しく感じてしまうのでしょう。太ってかかる生活習慣病と、喫煙による発がんリスク、天秤はいったいどちらに軍配を上がるのでしょうねw。
また、植物界においても甘い薫りで、虫を誘い、子孫繁栄に利用しているようですし、人類も初めて食べる不思議な食べ物を前にしたとき、思わず鼻を近づけてしまいます。それほど生命の維持における判断に臭覚は欠かせない感覚であることがお分りいただけると思います。
2,環境変化への対応
鼻の記憶力は乏しい(とぼしい)と先述しました。“覚えられないヤツはただのバカだ”とののしりたくなりますが、わざとバカにできていると私は考えています。その理由が、すなわち“環境変化への対応”であり、記憶単位としては数秒といったところでしょうか。数秒前の匂いを元に今この瞬間の匂いと比較し、異常がなければ司令部である脳への報告をせず、四六時中モニタリングを行っています。視覚的、すなわちイメージと匂いの結びつけすることにより長期間記憶することも可能で、特に過去に味わった特異(危険)な匂いについては即応できる体制を保っていると思われます。例えば、
-強い酸の匂い
この匂いを“危険カテゴリ”に格納しておくと触れて、火傷(やけど)することが避けられます。
-ゴミの臭い
ゴミが発酵し発生するメタンガスの匂いが漂うなかで、火をつけるとどうなるでしょう。また、食べてしまうとお腹をつぶすかもしれません。
-タマゴが腐ったような臭い
実際にタマゴを腐らせて臭いを嗅いだ経験はないのですが、理科の実験をした後のテストの答えは決まって“タマゴが腐ったような臭い”でしたね。何と何を混ぜて何が発生していたのかは忘れましたが、あの臭いが“硫化水素”の臭いと似ていたのであれば、それは危険な臭いであり、その臭いを教えるための実験だったのかもしれません。通称“火山ガス”とよばれた硫化水素ですが、汚水管のなかでも発生しかねず、あの臭いが立ち込めている環境に出くわした瞬間、静かに立ち去る必要があります。専ら(もっぱら)致死にいたるほどの濃度であれば、脳に危険信号が届く前に卒倒(そっとう)すると聞いたことがありますが。。。私は、個人でそのガスを発生させる方法を真の辺りにしたとき、強い興味を覚えました。しかし、助けにいった人たちをも巻き添えに、または近隣住人に避難勧告は発令するほど迷惑がかかってしまうことについては関心しません。簡単にメカニズムは以下のとおりだそうです。“酸素よりヘモグロビンに吸収されやすく、酸欠状態に陥る”だそうで、酸素よりも比重が重たい特質があるようです。一概にはいえませんが、タマゴが腐ったような臭いがした時は、出来るだけ上階に逃げるようにしましょう。
まとめていきます。
なぜ、“心を取り扱うホームページに臭覚が登場するか”ですが、私がお伝えしたかったのは、1秒前でも時間が過ぎれば過去であり、一番大切なのは1秒前の空気がどのように変化し、その空気をどのようにすれば害なきもの、または回避することができるかで、その場を見続け、その変化にいかに態度としてフィードバックすることができるかであり、今風にいえば、空気の読み方になります。いかんせん現代の若者は“空気の読み方”が少しへたくそなような気がしてなりません。鼻の働きに学び、空気を読む努力をしましょうね。
