希望を見失いで


今回は、“怒り(いかり)”について考えてみましょう。

ある洋画で「怒りは絶望を忘れさせる」というセリフを聞いたことがあります。確かにそうだと思います。みなさんも“絶望感を紛らわせるために怒っているのだろなぁ”と思えてしまうくらいすぐに怒り、我にかえった後に後悔し、絶望感を増長させているのではないのかと思えてならない場面を目にされたことがあるかもしれません。

 

自己の“怒り”との付き合い方については、ある有名な団体で詳しく教えていただけますのでこちらでは、あえて言及しません(そちらをお探しねがいます)。

 

では、“他者はどのように関わればいいのか“を私なりに掘り下げていきましょう。

 

1,怒りをかわす

“はぐらかす“とも言えそうです。とにかく、他者であるあなたがダメージを受けないよう、その時の怒りと関係がありそうでない話しをします。本気なのかふざけているのかさえ分からないように話しを展開させていきます。その時に必要なのは、あなたの冷静さとユーモア、それと相手から放たれる空気の読み取りです。端的には、あなたに相当な余裕がなければなりません。表情の作り方、口調、動作、すべてが適格になされなければなりません。多くの経験と勘さえ必要で、一歩間違うと”逆鱗に触れる“ことになり、大きなダメージを受けてしまいます。あまりお勧めできません。

 

2,怒りを発散させる

先述の“かわす“とは逆になります。あなたにダメージが残らないように発散してもらいます。怒りには、相当なエネルギーを消費が伴います。そのエネルギーを使いきってもらうのですが、あなたに大なり小なりのダメージが残ってしまうでしょう。ストレスといってしまってもいいのでしょうが、ダイエット方法と同じように、多くのストレス発散方法が世の中にはたくさんあります。ご自分にあった他人の迷惑にならないストレス発散方法を知っておきましょう。悲しいかな、怒りもストレス発散方法の中に入っているのですが・・・。もう1つだけ、超激怒レベルまで達したヒトは、通常、脳で抑制している物理的な力(筋力)や冷静さを開放させてしまいます(暴走)。なので、怒りを伴う暴力を受けた場合には、関係機関に相談しておきましょう。冷静を欠いているので、攻撃をよけることは普段より容易(直線的な攻撃)なのですが、ヒットしたときのダメージは後を引きます。これも、あなたに相当な技量が必要なのでおすすめできません。

 

3,怒りの根源を探る

私が今回、一番伝えておきたい項目です。

“怒る前に、話し合い、理解を深める“ことなのですが、その話し会いの結末でゴングが鳴っては本末転倒(ほんまつてんとう)です。普段の会話と少し違う口調、例えばゆっくりと丁寧語で話し合うことをまず冒頭で取り決めておくこともいいでしょう。

そこで役立つのが、鉛筆(色鉛筆)と紙です。話しのなかで出てきたキーワードを書いていきます。もし、話しの筋が横にそれだしたときには、先のキーワードに戻ってもいいかたずねます。終盤には、要点となるキーワードをいくつかに丸をつけ、キーワードのなかのキーワード、すなわち重要事項をつなげた要約をもって締めくくります。キーワード抽出のポイントは、感情を表す単語で、例えば、イライラした、ムカムカした、~と思ったなどを意識して聞き、書き出せばいいかと思います。色鉛筆を使うわけは、抽出したキーワードにどことなく似つかわしい色でマークしてみます。要約する際に役立つことでしょう。話し合いが済み、お互いの言い分、妥協と打開点が明確になったら、その紙を破り捨ててしまうといいかもしれません。

 

4,無理なときは全力逃避

耐えがたい(というよりも耐えないほうがいい)怒りが襲ってきた場合は、行き先も告げず逃避してしまうことが大切です。そのためにも、普段から防災訓練にも似たシミュレーションと、当面必要な荷物をどこかに準備しておくことがいいのかもしれません。

 

まとめてみます。

被害を受けていることをお友達やご親族に知られたくない気持ちは理解します。

しかし、周りの方々が、アザなど身体的なキズを目にするとどうでしょう。かえって気を遣わせてしまうかもしれません。また、真実を話すことでしか、あなた自身の心のキズは癒えません。一度カミングアウトしてしまうとせきをきるように感情が湧きだし、回復につながるように思います。

それが難しい場合は、せめて証拠(エビデンス)を残していきましょう。身体的なキズは、携帯電話で撮影、感情については匿名性の高いブログの開設、また何がしの反応が欲しい場合は質問サイトに質問(誹謗中傷はご覚悟のうえ)などし、普段から客観的にことの重大さと向き合うようにしてはいかがでしょう。

 

それともうひとつ、社会を信頼し、それに頼る勇気を振り絞っていただきたいのです。

この国は、見捨てたものではないですよ。

頼ることによって、その人(窓口)の経験や実績にもなります。

 

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